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2025年に向けて、日本経済は重要な局面を迎えると予測されます。昨年から続く円安や原油・物価の高騰、大規模災害や世界情勢の不安定化、さらに5人に1人が75歳以上となる超高齢化社会の到来などが影響を及ぼしてくるでしょう。また、2000年には名目GDPで2位だった日本は、この25年の間に経済協力開発機構（OECD）加盟38カ国中22位にまで順位を下げ、2024年初めて韓国に後れを取る結果となりました。

このような社会の変化を見越し、ビジネス界では「生産性向上」や「技術革新」、「DXや生成AIの活用」が強調されていますが、果たしてそれだけで日本は成長し、復活を遂げることができるのでしょうか？外国人も含め、日本で働く多くのビジネスパーソンや国民は本当に幸せを実感できるようになるのでしょうか？

当社は創業以来、「人間的な能力（EQ=心の知能指数）の向上に寄与する」という信念のもと研修を提供してまいりました。常にデジタルとアナログ、テクノロジーと人間力、ロゴスとエトス、アートとビジネスといった相反する要素をバランスよく融合させることが重要であると考えてきました。幸運にも、急速に進化する生成AIやロボット、テクノロジーの発展により、「人間的な能力（EQ）」や「美意識」の重要性が再評価される時代が訪れています。

テクノロジーがどれほど進化し、生成AIが人間を超える能力を発揮しても、「共感」や「関係構築」、「リーダーシップ」や「心身の助け合い」といった人間に特有の領域は依然として存在しますし、生成AIでは代替できない領域です。逆にいうと、テクノロジーを上手く活用しながら、ビジネスパーソン一人ひとりがこの領域を伸ばすことで、個人の業績だけでなく、チームや組織、さらには日本全体の成長、幸福度アップにもつながると信じております。

重要な局面を迎えそうな2025年だからこそ、そんな日本、組織、チーム、個人の成長を微力ながらも支援していきたいと考えております。本年も引き続きご愛顧賜りますよう、心よりお願い申し上げます。